スバル純正エンブレムの背面をキャンディーレッドに、表面にスモーク塗装を、メッキの枠は艶ありの黒に塗装を施しました。
元々はこのような状態だった物で、
プレートと枠を分解するにはこの両面テープを剥がす必要がありますが、
これを剥がすと再利用が出来ない為、
予めデータを作成し、
両面テープを作成しておきます。ハサミやカッターで切ろうとすると綺麗に出来ない為、レーザー加工機を使ってカットしています。
完成後に貼り付けるまで保管しておきます。
外したアクリルプレートです。
裏側に塗られている青い被膜を削り落します。
最初は#120のダブルアクションサンダーで粗研ぎし、
最終#800で仕上げます。
よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗布します。
続けて透過性の赤=レッドキャンディーを塗布します。
続けてシルバーを塗布します。最初に粗目(MIX598)を塗り、その上に隠ぺい性の高いシルバー(VW LA7W)を重ねています。
表から見て確認し、良ければ最後にクリアーを塗って一旦完全硬化させます。
後日表面を研磨して足付け処理を行い、
スモーク塗装を施します。
実はアクリルプレートよりも手間が掛かるのがこちらの枠で、装飾クロムメッキに直接上塗りを行っても塗料は密着しませんから、通常の塗装と同様の密着性が保持できる下地処理を行っています。
尚、コストを落とす為に密着剤(スプレー糊のような物)を使ってしまうと、最初は良いのですが経年でペリペリと剥がれたり、飛び石等で簡単に塗装が欠けたりするので当店ではお受付しておりません。
こちらは艶あり黒の塗装となります。
その後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。
予め作成しておいた両面テープを貼り付け、くっつかないよう台紙を貼っておきます。
各完成画像はサイズの縮小以外は未加工となります。