スバル純正エンブレムを加工し、六連星部分を蛍光オレンジに、その背面を黒、メッキの枠は艶消し黒に塗装を施しました。
元はいつもの純正エンブレムで、
両面テープは最後に元通りに出来るようデータの作成&レーザー加工機でカットしておきます。
両面テープを剥がして枠とアクリルプレートを別々にします。
裏側に塗られている青い被膜と六連星のメッキを剥がします。
溶剤や薬品を使ってメッキを剥がします。
ある程度取れたのですが、これでも完全ではない為、
ウェットブラストを使って細部までしっかり剥がします。塗られているオレンジはメッキが除去できたかどうか判り易いようにする為のガイドコートとなります。
取れ難い角までしっかり除去出来ました。
まずはプラスチックプライマーを塗布し、
蛍光オレンジを塗布します。市販のパウダータイプの蛍光顔料を、STANDOXのベースコート用バインダー(MIX599)に10%程添加して使います。
蛍光オレンジ自体には隠ぺい力が無い為(透明な為)、
下色として通常のオレンジを塗り、クリアーを塗って一旦硬化させます。
余分を削り落します。
続けて黒を塗ります。
こちらもクリアーまで塗って一旦硬化させます。
完全硬化後、表面を研磨して足付け処理を行います。
よく脱脂清掃し、プラスチックプライマーを塗布します。
そしてクリアーを塗って本塗り完了です。
シールや印刷では無いので、奥深い立体感を感じられます。
枠はABS樹脂に装飾クロムメッキが施されていて、それに直接上塗りを行っても塗料は密着しませんから、通常の塗装と同様の密着性が保持できる下地処理を行っています。
尚、コストを落とす為に密着剤(スプレー糊のような物)を使ってしまうと、最初は良いのですが経年でペリペリと剥がれたり、飛び石等で簡単に塗装が欠けたりするので当店ではお受付しておりません。
ベースコート(黒)を塗装後、艶消しクリアーを塗ります。
ドライコートにせずしっかり塗り込む事で、傷の付きにくい艶消し仕上げとなります。
その後さらに熱を入れて塗膜を完全硬化させ、さらに数日寝かします。
最初に作成しておいた両面テープを貼り付けて完成となります。
各完成画像はサイズの縮小以外は未加工となります。